白樺の森で孤独

長野の森に小屋を建てています

家の命は水平 - 小屋建築【基礎編2】

よるゆきです。

[前回]➡︎傾く恐れのある家を作ろう – 小屋建築【基礎編1】 - 白樺の森で孤独

基礎づくり、作業開始です。

前回書いてませんでしたが、基礎づくりの段取りは↓のようになります。

  1. 水平を出し穴の位置を決める
  2. 穴を掘る
  3. 穴に砂利を敷き詰める
  4. その上にベースコンクリートを打つ
  5. その上に本番のコンクリートを打つ(枠を使って基礎の柱を作る)
  6. 枠を剥がして周りを埋め戻す

まずは掘る穴の正確な位置を決めます。

水平を出す

「水盛り遣り方」という方法で空中に寸法通りの水平な長方形を作ります。 大体で決めた小屋の位置の外側に杭を立て、水平になるように水糸を張っていきます。 詳しいやり方はググればいくらでも出でくるのでここでは割愛。 実際にやってみて重要だと思ったポイントを挙げておきます。

  • 糸で作る水平面は床面より上にする(基礎から柱を建てる時に糸が邪魔になる)

  • 穴の大きさは想定より大きくなりがちなので、杭はなるべく離して立てる

  • 糸の長さを測るために糸に印をつけるが、しばしば印を移動させる必要が生じるので、テープ等後で動かせるものを印にする

▲水糸を張った状態(写真は穴掘り後)

全ての基準になる作業なので、かなり気を使いました。

適当にやろうとしましたが、かえって時間がかかってしまいました。

通算で丸一日くらいの時間をもっていかれた気がします。

読者のみなさんがご自分でやる場合は、しっかりとシミュレーションをした上でやりましょう。 (ちなみに、この小屋づくりの経験は手順書としてまとめて発表するつもりです)

穴の位置を決める

穴の位置は、水糸の四つの交点と四辺の中間点、それから長方形の中心の9つ。それぞれの真下になります。 交点は明確なのでいいとして、中間点に印をつけておきます。 中心は対角線を二本張ることで特定しました。

こうですね。

これで穴の位置が決まりましたので、せっせと掘っていきます。